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消防士の健康管理!消防士がなりやすい病気とは?現役消防士が取り入れた食事・睡眠対策を紹介します

健康管理
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人の命を守る消防士さん、自分の命は守れていますか?

消防士は、緊急出動時に長時間勤務を強いられ、体力と精神力の両方を極限まで使います。これが長期間続くと、心身の健康に大きな影響を及ぼすことがあります。

夫が消防士という仕事で以下のような悩みを言っています。
・24時間勤務で夜も寝れない事が多い
・不規則な生活で食事の時間もバラバラで栄養も偏りがち
・常に緊張状態が続いて気が休まらない

人の為に働く消防士さんこそ、健康状態は万全であってほしいです。

消防士さんの健康管理はとても難しいです。
私達家族は、消防士である夫の健康を守るべく様々な対策をしてきました。

そんな私達家族の健康対策や実際に消防士がなりやすい病気・周りの人の状況などを紹介していきます。

まず健康管理術を知る前に、消防士がなりやすい病気と実際に主人の周りで体調を崩された方のお話をしていきます。
すぐに健康管理術を見たい方はこちらから飛べます。→→→健康管理術

この記事を書いた人はこんな人☺
ミニ丸子

こんにちは、ミニ丸子です。
私は消防士の夫と、6歳と4歳の子供たちの4人で暮らしています。
夫とは結婚して15年になります。消防士という責任ある仕事に従事する夫を誇りに思っていますが、その分心配も尽きません。
このブログでは、消防士の夫を支える日々の出来事や家族の生活について書いています。同じ境遇の方や興味を持ってくださる方とつながれると嬉しいです。
趣味はカフェ巡り、家族旅行、そして健康オタクな生活です。
どうぞよろしくお願いします☺

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消防士がなりやすい病気

消防士がなりやすい病気とはいったい何があると思いますか?

意外と健康面の問題を抱える消防士って沢山いるんです。
普通の人でも怪我や病気はありますが、消防士は普通の人よりも危険な場所で活動をします。
様々な危険と隣合わせの消防士がなりやすい病気を紹介していきます。

がんや呼吸器疾患

火災現場での煙、化学物質、粉塵などを吸うことにより、がん(皮膚癌、肺癌、前立腺癌など)や呼吸器疾患(慢性閉塞性肺疾患(COPD)、喘息、肺がん」)などのリスクが高まります。

火災現場では空気呼吸器という資機材をつけているそうですが、活動中ずっとつけているわけではないため、活動中に気づかないうちに吸ってしまう、ということもあるそうです。
世界の消防士のがん発生率は5割を超えるそうです。

心臓病

•消防士の業務は、火災や救助といった極限の状況で活動をすることが多いです。また高ストレス環境での勤務や激しい身体活動が原因で、心臓発作や高血圧などのリスクが増加してしまいます。

腰痛(ギックリ腰)

•消防士の業務は、火災現場で重い装備を着る・持つ活動が多く、救助作業時の体力的な負荷から、腰痛(ギックリ腰)になる方も多いそうです。

消防士が火災現場で着る防火衣(ヘルメット・上衣・下衣)で約9キロ、空気呼吸器が約11キロあるため合計で20キロになるそうです。

20キロ増えた状態で更に重い資機材を持ったり、人を抱えたりして、いくらいつも訓練してるからといえ、身体への負担は大きいですよね。

因みに腰痛の症状がある消防士は沢山いるそうです。実際主人も腰痛もちで整骨院に通っています。

精神的な病

•消防士の業務は、火災や救助といった極限の状況に直面するため、強い心理的ストレスが生じます。不確実な状況と高い責任感がストレスの主な原因となります。外傷的な出来事や緊急対応のストレスから、PTSD(心的外傷後ストレス障害)、うつ病、慢性的なストレスなどが発生することがあります。

東日本大震災のような大きな災害の際に、「見た悲惨な現場を忘れられない」という隊員さんがいるという話しを聞いた事があります。

睡眠障害

・消防士は24時間勤務で火災や救急出動で休み暇もなく出動し続ける事も多いそうです。そのため必要な休みをとれずに寝ずに家に帰って来ることも多々あります。「生活リズムとして慣れれば大丈夫」と言っていますが、体内のリズムとしては崩れていきます。体内リズムが崩れてくると、がん、心臓病、糖尿病などの病気になるおそれもあります。

また精神的なストレスからうつ病や不眠症になる人も出てくるそうです。

身近なの消防士が抱える病気を調べてみました

上記で見て頂いても分かる通り、消防士って病気のリスクが高いですよね。

主人の周りにいる方で病気の悩みを抱えている方も多いそうです。

睡眠時無呼吸症候群になった40代Aさん

Aさんは主人の先輩で、現場経験20年以上の大ベテランで誰からも信頼され、本人も現場活動をするのが好きで忙しい部署ばかりを転々としていました。

結婚して子供も生まれて幸せでしたが、ある時自宅で寝ている時に奥さんから「寝ているとき呼吸していないよ?」と言われて心配になり近くのクリニックを受診、結果は【睡眠時無呼吸症候群】と診断されたそうです。
しかも危険度としては中クラスで、10〜20年以内に脳や心臓の病気になる可能性があるため、早期に睡眠改善をした方が良い状態だったそうです。

当然消防士という仕事だと睡眠改善をすることは困難なため、現場勤務(交代制勤務)から毎日勤務になり現場活動には戻れない身体になってしまったそうです。

20代で高血圧になり健康診断再検査続きの20代Bさん

Bさんは主人の後輩で、採用一年目の勤務場所が忙しいとこで、勤務の時に食事はコンビニのお弁当がメインで、出動等で食事の時間が遅くなる時は、寝る前にカップラーメンを食べていたりしたそうです。

家に帰っても一人暮らしのため、簡単な食事で済ましていたら、一年で10キロ以上太り健康診断では【要再検査】という結果だったそうです。

今では健康的な食事のおかげで元通りの体格に戻り、健康診断も問題ないそうです。

不規則な食事や睡眠は本当に恐ろしいです。

出動時の精神的ストレスから現場復帰が出来なくなった20代Cさん

Cさんは主人の後輩で、救急救命士を目指して頑張っている方みたいです。日々救急車に乗って仕事をしていたそうですが、ある時の現場での経験から現場に出動する事が怖くなってしまい、うつ病にまでなりそうだったそうです。

何を経験したか、そこは言えないようですが、高い志を持っている人でもたった一回の経験で駄目になってしまうというのは、可哀想ですよね。

今ではその方は、毎日勤務で救急業務のサポートをする立場で救急に携わっているそうです。

消防士の健康管理 私達家族の対策を紹介します

私達家族が取り入れた対策として「食事」と「睡眠」の2つです。
食事と睡眠というと健康管理の基本の基本ですが、消防士の勤務でこの2つを取り組むのは本当に難しいです。
私達家族は健康管理を始めて10年経過しました。
まだまだ模索中ですが、取り入れている対策を紹介します。

私達家族が健康対策を始めた理由

夫が食事改善を始めようと決意したのは、消防士になって3年目の頃です。
・救急隊に勤務し、不規則な食生活になり体重が15キロ増加
・仮眠が取れず、非番休日で寝るが疲れがとれない
・40℃近い熱を出すことが増えた

健康診断でも再検査などはありませんでしたが、体重増加の点で注意を受けていました。
これではまずいと感じて夫婦で食事改善を考えていきました。

消防士の健康管理 取り入れた食事改善

まずは食事改善です。勤務が不規則なため食事の時間がバラバラで栄養が偏りやすいことが課題でした。夫の勤務日の食事メニューについて振り返ります。

健康対策をする以前の食生活

夫の食事は基本的に2食分の弁当を私が作っていましたが、弁当だけでは足りず、味噌汁代わりにカップラーメンを一緒に食べていました。出動の都合で昼食が17時、夕食が23時になることもあり、間食でスナック菓子を食べる事もよくあり、眠くなるとエナジードリンクを1日に2〜3本飲むこともあったそうです。

改善後策

  • 準備が簡単な2食分の食事を用意(汁物も含む)
  • 間食にナッツ類やヘルシーなドリンクを選ぶ

仕事に行く前に準備し、なるべく簡単で栄養価の高いメニューに変更しました。また、好きなものも自由に摂れるようにして無理のない形で続けています。

例:改善後の1日の食事メニュー
具沢山おにぎり
納豆(キムチ)、めかぶ
サラダ、鶏ハム、ゆで卵
具沢山お味噌汁(インスタント味噌汁+切り干し大根+ワカメ+豆腐)

に変えました。
改善前のメニューに比べて質素ですが、定期的にメニューを変えて飽きずに継続出来る様にしています。

このメニューではお腹が空く事もあるので、間食にナッツ類やカカオ70%以上のチョコレートを用意して、飲み物はクエン酸水、炭酸水、緑茶、水を準備しています。

朝食のオートミールの食べ方やオートミールパンの作り方は、こちらを参考にして下さい。

消防士の健康管理 睡眠改善


次に睡眠改善についてです。

消防士の勤務日は24時間体制で仮眠を取ることができます。
しかし、出動要請があればすぐに起きる必要があります。なので寝れない事もあるため睡眠改善はとても難しいです。

取り入れた対策を紹介します。

勤務でも休日でも取り入れてる事
・起床時に自然光や人工光を浴びることで体内時計をリセットする。
・寝る前2〜3時間は食事をとらない
・寝る6時間前からカフェインは避ける
・軽くストレッチをしてから寝る

勤務中
・勤務中に短い仮眠(20〜30分)を取る。
・寝る前のスマホ、PCは極力控える

勤務先の仮眠室は個室ではないため、出来ない事もあります。やれる事を取り入れていく
ようにしています。休日・非番日
・寝る前のスマホは辞めて読書をする
・寝る部屋は真っ暗にする
・昼寝は15時以降はしない
・寝る時間、起きる時間は同じ時間にする
・寝る前は2時間前には入浴する

消防士の健康管理をするうえで睡眠改善は本当に大切です。しかし勤務場所によって難しい内容もあると思います。
やれることは少しでも取り入れていって下さい。

消防士の健康管理 食事・睡眠改善の結果

10年前から改善を始めて、体の変化は大きく現れています。

  • 熱が出にくくなった
  • 夜中に起きる事が減り、寝付きも良くなった
  • 日中に眠たく寝ることが減った
  • 体重が15キロ減り、元の体重になった

体調が改善されることで、集中力や判断力が向上し、緊急時でも冷静に対応できるようになりました。仕事のパフォーマンス向上に直結する健康管理は、消防士にとっても非常に重要です。

毎年行っている健康診断でも異常はなく、このまま継続していくとともに更に良い対策はないか追求していければと、家族で頑張っています。

まとめ

消防士は、緊急出動時に長時間勤務を強いられ、体力と精神力の両方を極限まで使います。これが長期間続くと、心身の健康に大きな影響を及ぼすことがあります。

消防士である夫の健康を守るために、10年前から行ってきた健康対策を紹介させて頂きました。

もし取り入れられるものがあったら、取り入れてみて下さい。
また皆さんが行っている健康対策などあれば、是非教えてください。

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