こんにちは、ミニ丸子です。
私は消防士の夫と結婚し、15年が経ちます。
消防士は公務員で安定した職業というイメージがあり、結婚を考える人も多いですよね。でも、実際に結婚してみると「24時間勤務・非番・夜勤明け」「災害出動の不安」「ワンオペ育児」など、大変なこともたくさん…。それでも、夫の仕事への熱意と家族を思う気持ちに支えられながら、毎日幸せに暮らしています。
この記事では、 「消防士の妻としてのリアルな生活」 を、私の実体験を交えてお伝えします。
この記事でわかること
消防士との結婚生活のリアルな実態
消防士と結婚するメリット・デメリット
消防士妻としての心得や工夫
「消防士と結婚するのって大変なの?」「どんな生活が待ってるの?」と気になっているあなたに、 良いところも大変なところもすべて包み隠さずお話しします!
ぜひ最後まで読んで、消防士との結婚生活を具体的にイメージしてみてくださいね。
消防士との結婚生活のリアルな実態

それでは実際の結婚生活についてお話していきます。
不規則な勤務の現実
消防士の勤務形態は、大きく分けて2種類!
✔ 24時間勤務(勤務→非番のサイクル)
✔ 日勤(8:30〜17:15)
24時間勤務の場合、災害や大規模な火災が発生すると 長時間帰れない こともあります。

消防士と結婚する際は勤務形態についてはしっかりと理解しておいた方が良いです!
消防士の勤務形態についてはこちらの記事で詳しく書いてますので見て下さい。

夜勤明けは特に疲労が蓄積していて、家に帰ると疲れて寝てしまうことも多いです。
そのため、 「非番=家族との時間」というわけではありません。
また、消防士の休日は、土日ではなく平日になることも多いため、家族や友人と休みを合わせるのが大変 です。
子どもが学校に通うようになると、家族全員でお出かけできる日は限られてしまうこともあります。
とはいえ、 平日が休みだからこそ「平日デート」や「空いているテーマパークで遊ぶ」など、一般的な家庭では味わえないメリット もあります。
消防士の年収と家庭のお金事情
消防士の給料は公務員なので安定していますが、 地域・階級・所属する部署によって大きく差がある ことをご存じでしょうか?
【実例】
私の夫は、 救助隊 → 予防係(日勤) → 救急隊 というように、数年ごとに勤務する部署が変わりました。特に 予防係の日勤勤務 のときは、災害出動がなくなるため手当がつかず、給料が数万円ほど減少しました。

本当に勤務する部署が違うと給料が大きく違うので、気をつけて下さい!!
また、消防士の勤務形態によって 共働きしやすい家庭と、ワンオペ育児になりやすい家庭がある ため、どんな働き方を選ぶかは 慎重に検討 することが大切です。
たとえば、
✔ 「専業主婦でもやっていけるか?」
✔ 「共働きするなら、家事や育児をどう分担するか?」
といった点を 夫婦でしっかり話し合う 必要があります。
私自身は、子どもが幼稚園に通うようになってからパートを始めました。パートを始めると、 育児・家事に加えて仕事もこなすため、毎日バタバタ…! それでも、夫と協力しながら何とかやりくりしています。
消防士と結婚すると、「公務員=安定」とは一概に言えない部分もあります。だからこそ、 家計についてしっかり話し合い、お互いにサポートしながら生活することが大切 です。
消防士と結婚するメリット5選

消防士との結婚は本当におすすめです。おすすめ点をいくつかまとめました。
公務員だからこその安定収入
消防士は公務員のため、 リストラや倒産のリスクがなく、景気に左右されにくい安定した収入を得られます。
ボーナスも年2回支給されるため、計画的に貯蓄すれば安定した家庭を築くことができます。
ただ、消防士の年収と家庭のお金事情でもお話した通り、給料に変動もあるので注意が必要です。
家事が得意な消防士が多い!
消防士は、職場で自炊・掃除・洗濯を行うため家事スキルが高い人が多いです。
子供が産まれてからは、色々な面で助けてもらう事も多く、2人目の出産時は、育休を取ってくれて主夫の様に身の回りのことをやってくれました。笑
料理も週の献立を作って栄養満点な時短メニューを考えてくれたりと、本当にありがたかったです。
これは育休中に夫が作ってくれたご飯です。毎食栄養を考えて私と子どもの食事を作ってくれています。

こちらの記事で詳しく書いています。

混雑なし!平日休みのメリット
消防士の勤務形態は 土日休みではなく、シフト制で休みが決まるため、平日に休みがある ことが多いです。そのため、 平日に旅行やレジャーに行くことができ、混雑を避けてお得に楽しめます。
旅行やレジャー以外にも普段の買い物も平日に行けると、混雑を避けることが出来るのでとっても楽です。
自分の時間を持ちやすい
消防士の勤務は24時間勤務で、朝出勤してから次の日の朝まで帰ってきません。そのため、 夫が勤務中の日は一人の時間が確保でき、自分のペースで過ごすことができます。
最初は一人での時間が寂しくてよく実家に帰っていました。しかし、慣れてくると結婚後に一人の自由な時間があるって本当に楽なんです。笑
趣味を楽しんだり、友人とランチに行ったり、資格取得やスキルアップの勉強に時間を使うことも可能です。
適度な距離感があることで、お互いに無理なく充実した生活を送ることができます。
子どもとの時間が確保できる
消防士は不規則な勤務形態ですが、平日に休みが取れることが多いため、子どもとゆっくり過ごせる時間を確保しやすいです。
平日に休みが取れると、子どもの学校行事に参加出来たり、幼稚園のお迎えに行けたり、家族との時間を大切にしやすいです。
また、消防士という仕事は子どもにもイメージしやすく、「パパは人を助ける仕事をしている!」と 、子どもにとって憧れの存在 になっています。防災意識が高く、いざというときに頼りになる存在なので、家族全員が安心して過ごせるのも消防士家庭ならではの魅力です。
消防士と結婚するデメリット3選

メリットもあればもちろんデメリットもあります。結婚後をイメージしながら見てもらえればと思います。
災害出動…夫の安全が不安
消防士は 火災現場や災害現場での活動があるため、常に危険と隣り合わせの仕事 です。大きな火災や災害時には 危険な状況に飛び込むこともあるので、何があるかわかりません。
また、 大きな災害があると長期間家に帰れないこともあるため、夫の安全を祈る時間が増えるのは消防士の妻ならではの悩みです。
実際に大きな台風が来た時は、3日間帰ってきませんでした。丁度1人目が産まれた時で、私もバタバタで、「こんな時1人は辛い」と思ったのを今でも覚えています。
夜勤の日のワンオペ育児は想像以上に大変!
夫が仕事の日は、 夜中でも家にいないのが当たり前です。そのため、子どもが小さい時など、 「ワンオペ育児く」がとても大変でした。
特に、
✔ 子どもが急に高熱を出したとき
✔ 夜泣きがひどくて寝不足が続くとき
✔ 自分自身が体調不良のとき
などは、本当に心細くてつらいものです。
私が特に 「これはキツイ…」 と思ったのは、子どもが夜中に 突然40℃近い発熱をしたとき です。
夜中に、子どもがぐったりして体がとても熱く、病院に行くべきか、朝まで様子を見るべきか、判断に迷いました。夫がいれば相談しながら対応できますが、その日は仕事で不在。実家の母に相談すると、すぐに駆けつけてくれて、一緒に病院へ連れて行ってくれました。
あのとき、 「やっぱり実家の近くに住んでよかった…!」 と心から思いました。
ワンオペの乗り越え方:頼れる環境を作る
こうした経験から、私は 「何かあったときに頼れる環境を作ることが大切」 だと実感しました。
家を建てるとき、夫に 「できるだけ実家の近くに住みたい」 と相談しました。やはり、 何かあったときにサポートしてくれる家族がそばにいると安心 だからです。結果として、実家の近くに家を建てることができ、夫が仕事で不在の日も両親がよく遊びに来てくれるようになりました。
夫自身も、義両親がサポートしてくれることで 「仕事に集中できる」 と言っています。
ワンオペ育児は想像以上に大変ですが、 「頼れる人を確保する」「自治体の一時預かりや病児保育をリサーチしておく」 など、事前にできる対策を考えておくと少し気持ちが楽になりますよ。
24時間勤務で夫婦の時間が減る?
不規則な勤務の影響で、夫婦のすれ違いが起こりやすいのも消防士の家庭の特徴です。夫が出勤すると24時間帰って来ず、帰宅しても仕事で疲れて寝てしまうと、自然と一緒に過ごせる時間が少なくなり、会話も減りがちです。この状況を避けるため、私たち夫婦は意識的に夫婦の時間を確保するようにしています。
- 月に一度はカフェでランチ
忙しくても、カフェでのんびりランチをする時間を作ることで、普段話せないことをじっくり話せます。仕事や家庭のことだけでなく、「最近楽しかったこと」や「これから行きたい場所」など、前向きな話題を取り入れると、会話が弾みます。 - 休みの日は家で映画を見る
子どもが寝た後は、映画やドラマ鑑賞をして楽しみます。お互いの好きなジャンルを交互に選ぶことで、新しい発見があったり、感想を共有したりする時間が生まれます。 - LINEや電話でこまめに連絡を取る
すれ違いを防ぐために、短くてもこまめに連絡を取るようにしています。例えば、「おはよう」「お疲れ様」といったシンプルなメッセージでも、お互いを気遣う気持ちが伝わります。子どもが出来てからは、子どもの写真を添えて送ると、とても喜んでいます。
消防士妻のリアルな1日のスケジュール
夫が仕事の日 (ワンオペ育児)
家事はなるべくシンプルに時短家電を活用しながら少しでも楽をします!
時間 | 内容 |
6:00 | 起床、夫見送り |
6:30 | 子ども起床・朝食・支度 |
8:00 | 子どもを幼稚園・学校へ送りそのまま仕事へ |
14:00 | 仕事終了、子どもを迎えに行く |
15:00 | 掃除・洗濯・買い物 |
17:00 | 夕食準備・子どもとお風呂 |
18:00 | 夕食 |
19:30 | 夫が夜勤のため1人で子どもの寝かしつけ |
20:00 | 自由時間(読書・ドラマ鑑賞など) |
22:00 | 就寝 |
朝食仕事に行く前に夫が作ってくれています。美味しい朝ご飯を食べてからは、一日あっという間に過ぎていきます。
夫が非番の日(家事育児をシェアできる日)
夫が非番休日の日は、私も仕事を長く入れているため、家事育児を夫がやってくれています。
時短家電(電子圧力鍋・食洗機)をフル活用しています!
時間 | 内容 |
6:00 | 起床、朝食作り |
6:30 | 子ども起床・朝食・支度 |
8:00 | 子どもを幼稚園・学校へ送りそのまま仕事へ |
10:00 | 夫帰宅して休憩 |
12:00 | 夫昼食・夕食作り・掃除・洗濯 |
14:00 | 夫が子どもを迎えに行き、そのまま公園へ |
17:00 | 夫と子どもでお風呂・妻帰宅 |
18:00 | みんなで夕食 |
19:30 | 子どもの寝かしつけ |
20:00 | 夫婦の時間(映画・ドラマ鑑賞など) |
22:00 | 就寝 |
二人共仕事が休みの日などは、夫は育児と食事作り、私はその他の家事を行う!などお互いの得意分野で分担しています。
まとめ|消防士との結婚を幸せにする秘訣とは?
消防士と結婚する前に確認すべきこと
☑ 彼の勤務形態や収入について理解し、自分の生活スタイルと合うか考える
☑ ワンオペ育児やすれ違い生活の可能性があることを知っておく
消防士との結婚生活を楽しくするコツ
☑ 夫婦で「すれ違いを防ぐルール」を作る
☑ 夫の仕事を理解し、応援する気持ちを忘れない
消防士との結婚生活は大変なこともありますが、愛情と理解があれば乗り越えられます! ぜひ、この記事を参考に幸せな結婚生活を送ってくださいね♪
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