「消防学校ってどんなところ？」「訓練はどれくらい厳しい？」「入校前に準備すべきものは？」 消防士を目指す方や、その家族にとって、消防学校の実態はなかなか分かりにくいですよね。
私の夫は、消防士になってから何度も消防学校に入校しました。そのたびに、「また厳しい訓練が待っている…」と緊張した表情をしていました。私は15年間、そんな夫を支え、持ち物の準備や心のサポートをしてきました。
この記事では、消防士の妻としての視点も交えながら、消防学校の生活、訓練の内容、寮生活の実態、について詳しく解説します。
この記事でわかること
消防学校の基本情報や入校後の流れ
訓練の厳しさとその乗り越え方
家族ができるサポート方法
実際に夫が体験したエピソードや、入校前に知っておくと安心できる情報もお伝えするので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね！
消防学校とは？知っておくべき基本情報
消防学校とは、消防士として働くために必要な知識・技術・体力・心構えを身につけるための“訓練施設”です。
多くの人は「消防学校＝新人が入るところ」というイメージを持っていますが、実は現役消防士も何度も入校する場所です。
昇任試験後の研修
救助や救急などの専門研修
特別講習（数日〜数週間）
こうした理由で、現役の消防士も年齢を問わず消防学校へ入校します。
私の夫も、消防士になってから何度も消防学校に入りました。そのたびに、「また厳しい訓練が待っている…」と緊張した表情をしていました。
全国にある消防学校（東京都・神奈川・千葉・大阪など）
消防学校は市や県でもあるようです。夫は新人のときは市の消防学校に入りましたが、その後は県の学校にも行くことがありました。
東京都消防庁 消防学校
神奈川県消防学
千葉県消防学校
大阪市消防学校
宮城県、沖縄県、福島県、北海道、熊本県…など
※地域によって期間・内容・ルールが異なるため、入校前に各地域のHPをチェックするのがおすすめです。
消防学校の訓練はここが厳しい！座学・体力・実技の全貌
結論から言うと、かなり厳しいです。でも、その厳しさにはしっかり理由があります。
学校から帰ってきたとき足があざだらけでよく心配していました。
座学｜消防法・火災の仕組み・救急の基礎
座学では、消防士として最低限知っておくべき法律・火災科学・救急知識などを学びます。
「消防士って体力の仕事でしょ？」と思われがちですが、実は覚えることも非常に多いです。
体力訓練｜毎朝のランニング＆基礎トレ
毎朝の早朝訓練は特にきつい部分。
体が慣れてくると、徐々に走れるようになり、同期と励まし合いながら前向きに取り組めるようになるそうです。
最初の１ヶ月は体力作りのためにトレーニングも多いのできつかったです。
実技訓練｜ホース・救助・はしご操作
実際に火災現場で使う技術を実践します。
ホース延長
はしごの立ち上げ
人命救助
煙中訓練
など、体力も判断力も求められます。夏場は暑さ、冬は寒さとの戦いでもあります。
厳しさを乗り越えるコツ
睡眠時間を削らない
同期と励まし合う
食事をしっかり食べる
早めの準備・早めの行動
訓練は厳しいですが、常に同期と一緒に励まし合いながらやるので、頑張れます☺
消防学校に入るには？入校の流れを解説
消防学校に入るには、大きく分けて2つの方法があります。
① 新人消防士として入る場合
- 消防士採用試験に合格（筆記・体力・面接）
- 消防署に配属される
- 新人訓練のために消防学校へ入校
② 現役消防士として研修を受ける場合
- 消防署の推薦を受ける
- 各消防学校の研修コースに申し込む
- 研修開始（数日～数か月）
夫も何度か研修を受けるために消防学校へ入校していました。研修中は寮生活になることが多く、「やっぱり寮生活は慣れないなぁ…」とこぼしていました。
消防学校の1日のスケジュールは？
消防学校では、朝から夜までスケジュールが決まっています。
| 時間 | スケジュール |
| 6:00 | 起床 |
| 6:30 | 点呼・早朝訓練 |
| 7:00 | 朝食 |
| 8:30 | 授業開始（座学・実技） |
| 12:00 | 昼食 |
| 13:00. | 授業開始（座学・実技） |
| 18:00 | 夕食 |
| 19:00 | 自習・掃除 |
| 22:00 | 夜間点呼・消灯 |
夫も何度か研修を受けるために消防学校へ入校していました。研修中は寮生活になることが多く、「やっぱり寮生活は慣れないなぁ…」とこぼしていました。
【体験談】夫が語った消防学校のリアル
ここからは少し妻目線で。
新人6ヶ月は“人生で一番きつかった”
特に夏の訓練は異常な負担だったようで、
「毎日パンツまで汗でびっしょり」
「夜は疲れすぎてすぐ寝落ち」
と言っていました。
家族は何ができる？
「頑張ってね」と一言でも励ます
連絡がなくても責めない
寮生活で必要なアイテムを準備してあげる
妻として支える方法は、思ったより多くありません。
でも、“応援してくれる人がいる”という気持ちがすべての支えになるようです。
消防学校の服装・髪型・NGアイテム
地域によってNGは様々ですので、夫の地域のものを紹介していきます☺
服装の基本ルール
- 指定の制服（支給）
- 私服はシンプルなもの（寮内のみ使用）
派手な服は避けましょう。
髪型の規定
- 男性：短髪（耳にかからない・襟足NG）
- 女性：結べる長さで一本にまとめる
夫が消防士になった当初は坊主だったんですが、今は坊主は禁止みたいです。時代の変化ですね☺
NGアイテム
- 電子機器（PC・ゲーム）
- お酒
没収されるケースもあります。
消防学校の持ち物リストと準備のコツ
入る内容によっても荷物が違いますが、いつもリュック・ボストンバック・キャリーケースと持ち物がたくさんあります。
必須アイテム（一例）
必須アイテムとしては学校指定の持ち物は教えて貰えるので、それは絶対に忘れないようにして下さい。
筆記用具
ノート数冊
洗濯用ネット
下着・靴下（大量）
タオル（大量）
水筒
妻が用意してよかったもの
土日にしか帰ってこれないため、日用品などは私が買っていました。
土日のタイミングで渡せないと、また次の週になってしまうため、私はAmazonの定期購入サービスを活用していました。
プロテイン
サプリ（ビタミン剤）
洗濯洗剤の詰め替え
詳しい持ち物は別記事へリンク
これから消防士になる方は準備など不安だと思います。持ち物に関してはこちらの記事に詳しく書いているので是非見てください。
まとめ
消防学校は、消防士としての基礎を身につける大切な場所です。訓練は厳しく、心が折れそうになることもありますが、それを乗り越えた先には大きな成長があります。
家族の支えがあることで、消防士を目指す人はより安心して挑戦できます。訓練を頑張る消防士の皆さん、そしてその家族の皆さんも、ぜひ前向きな気持ちで支えていきましょう！
あなたやあなたの大切な人が消防学校での生活を乗り越え、一人前の消防士として活躍できるよう、心から応援しています！
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